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 クリーン電源 SILENT CLEAN SUPPLY
  SPS−2130開発ストーリー(後編)

7.実機比較

1.テスト環境 平成24年1月18日実施
・測定場所:ARCTEC本社事務所(柏崎市) AC100V/50Hz
・使用プリアンプ      ROTEL RC-880
・使用メインアンプ    LUXMAN M-05
・使用CDプレーヤー   YAMAHA CDX-10000
・使用スピーカー     FOSTEX FE-208ES+トゥイーター
・測定機器:ミリバル計  LERDER LMV-186A+特性8Ωダミー
・当社クリーン電源    SCS−2130
・他社クリーン電源    アクティブ型200VA
 写真の器材にて残留雑音をミリバル計で測定後、音楽視聴
・視聴したソース(CD)
安室奈美恵      Best Fiction
Tchaikovsky     1812
綾戸智恵       マイ・ウェイ
Unknown        VICTORザ・オーディオチェック
レディーガガ      FAME MONSTER
ケニードリュートリオ FANTASIA
矢野沙織        BEST〜ジャズ回帰〜
八~純子       ベストアルバム
その他
視聴したスピーカーシステム
視聴に使用したオーディオ機器
2.テスト概要
他社実機との比較は本来開発者本人がすべきではないと思っています。
なのでここは、あくまで私個人の主観に基づいたストーリー後書きとして率直な感想と結果を紹介します。

メーカー、型式等は非公開とさせていただきます。(実績ある中堅機)
理由は当社製は新品であり他社は取引先の友人から頂い品、たいわば中古品ですので本来の性能が発揮されているか検証不能です。
また中には、営業妨害的な意味に受け取られる場合もありますのでそうさせたいただくことにしました。

@定格出力は200VAで当社製の音の入り口側200VA部分と同様。
Aタイプとしてはサイン波を作り出すアクティブ型に属します。
B試験と視聴は、機器としては開発ストーリー前編で紹介したシステムと全く同じで、残留ノイズはミリバル計でみています。
C視聴については機器のタイプの違いから、変則的組合せで電源をつなぎながら行いました。
本製品と他社のクリーン電源(右側)で
クリーン電源装置(当社と他社)
3.測定と残留雑音
・まず外見からして、大きさと重量は他社製が圧倒しています。
ますAC電圧をみますと、当社事務所では平均的に104Vと高めですが、この機械の出力は99.5Vでした。当社製は特に200VA側アイソレーショントランスが入ると2〜3ボルト程度電圧が上がります。なので想像ですが、この機械は入力電圧の多少の変動にかかわらず、100Vプラスマイナス0.5V位に管理されて出力されていると考えられます。
また電源供給が続いている間は徐々に本体が発熱し(A級アンプの発熱ほどではないが)供給していない間は下がっていく感じです。
アナライザーにて電源の波形(AC100 50Hz)をみると、綺麗なサイン波を示す。つまり前編のUPS波形とまったく同様です。
・最初に残留ノイズレベルをミリバル計で測定しました。
但し定格から、他社製はパワーアンプを使えないという条件がありますので同一条件にするためにパワーアンプはいずれも直接壁コンセントから供給。
・プリアンプとCDプレーヤーをそれぞれにつないでCD無信号、プリはフルボリューム時を測定しました。
まずその状態での残留ノイズは 28ミリボルトを示しました。
・次に音の入り口側(プリとCD)をそれぞれの機械から電源を供給して計測。
LUXMAN M-05スピーカー端子からでている電圧は、他社が 17.5ミリボルト、当社が 21.5ミリボルトでした。
・この測定だけみると他社製に軍配が上がります。
やはり高級品なだけあって、性能レベルが違うのか?とも考えましたが実際視聴と並行で行いましたので(Lチャンネルを測定し、Rチャンネルをスピーカーへ出力)耳で聞こえる残留雑音をスピーカーに耳を近づけて聞いてみますがその大きさの違いは判定できない差でした。
・次に本製品を通常の使い方で、200VA側にプリとCD、1300VA側にパワーアンプの左右電源という状態で計測すると、当社が 12.5ミリボルトという結果になりました。数字だけみると当社製に軍配が上がります。
・この時のRチャンネルのスピーカーから出る残留雑音は、小さな差ですが当社製の方が少ないと感じます。具体的には雑音成分中のハムノイズ分が若干少ないのがわずかな違いになって聞こえると感じました。
・次に違う意味で、パワーアンプの電源供給を同一条件にするために変則的にパワーアンプは当社製の1300VAに、そしてプリとCDは他社製に入れて測定してみると、他社は 14.0ミリボルトという結果でした。
・これを耳で聞いてみると、当社製と他社製の違いは確認できませんでした。
自分なりにこれを解釈してみると、次の様なことが言えると感じました。
@単純に12.5ミリボルトまで下がらないのは、当社製のフィルター+磁気回路を出口側とし、他社製に入り口側機器をつなぐとマッチングが合わない。
A但し、17.5ミリボルトが14.0に下がった分の効果は、中編のノイズフィルター単独テストでも明確な通り、パワーアンプ自体が拾って増幅する電源ノイズをフィルターを経由することで軽減効果が出ているのという結論です。
ミリバル計にての測定とノイズ視聴のインプレッションは以上です。

4.実際に音楽CDを視聴
最初に、パワーアンプはいずれも壁コンセントで入り口側機器のみそれぞれにつないで同じ音楽を聴いてみました。

まったく違うというような差は感じませんでした。
細かい点で感じたのは他社製の方は少し音が平面的になる印象があります。具体的には鬼太鼓座などの大太鼓のインパクト部分と重低音の空気圧(風の動き)の余韻や広がりなどが薄らぐ感じと、高域のみずみずしさなどに違いがある感じを受けました。
次にパワーアンプは当社製1300VAで、200VAはそれぞれという条件で聞いてみました。
それぞれの音の違い、ニュアンスの違い、定位などまったく差を感じませんでした。
先程の印象と少し違うのは、中編でも述べましたが製品比較ではなく本製品で壁コンセントとクリーン電源を使ったときのオーディオチェックシリーズCDの特に立ち上がりの強い音に関して若干荒々しさが少なく聞きやすくなる印象は同様で、この辺はご使用になる方の好み、聞くジャンル、現在のシステムでの不満や要求によって様々ですし、何よりも電源自体が各環境により異なりますので一概には評価できないところです。

率直な印象ですが、これは開発者が自分の製品を「PLACEBO効果によって良く聞こえてしまう」と言われれば否定できる話ではありません(笑)
ともあれ、クリーン電源のノイズカット効果については個人的意見として他社製に比べても良好な結果と自負しています。
そこで別ページで紹介の通り、デモ機貸出によりお客様がご自身の環境で視聴していただきご判断いただけるように配慮していくつもりです。
今後も視聴を続けて、新たに気がついた点につきましてはまた更新して参ります。
8.製品インプレッション
ここまで本製品の詳細と開発ストーリーを製品を、あくまで開発製造している立場で紹介してきました。
さて一番大事な「このクリーン電源と使うとシステムがどのように変化するか」という点についてですが、もちろん「このように音質がアップします!」と購買意欲をかき立てるようなことをいっぱい並べたいところですが、私はオーディオマニアかもしれませんが「オーディオ評論家」の様にオーディオ機器を評価することを生業としている訳ではありません。
いつも感心するのは評論家の方は、SPケーブル、電源コード、ヒューズ1本にいたるまで多彩な表現で色んなコメントをされます。
@フォーカスがぴったりと合う・・・ Aディテールが鮮明になる・・・ B周辺のエッジが強調、ボディーが強調・・・
Cオーケストラの重低音が破綻しない・・・ Dエネルギーの分散、音場の広がり・・・

等々、大変高度な表現をつかって解説されてるのを読んで感心するのですが、正直私はそこまでのスキルは残念ながら持ち合わせていません。
そのようになるまでは大変な努力と感性を磨いた結果なのだと思いますので、いつか本機についてコメントをいただける日が今後あれば幸いです。

物作りに対する姿勢や色々と納得するまで実験をするということは生業なので自信もって本製品を作りました。
電源をクリーンにして、どれくらい音が変わるという部分については日常そのシステムの音をかなりの時間聞いていて少しの違いを感じるという部分であり、特にこのような周辺機器においてはスピーカーやCDプレーヤーを変える、あるいはアンプを変える変えるという時ほどドラスティックな変化がある訳ではありませんし、またそんなに電源で激変するほどハイエンド機と言われている機器達は弱い個性でなないと考えています。
もちろん音に違いはありますが本当に些細なものと言えるかもしれません。
逆に今現在インバーターノイズや、その他の問題に直面している方にとっての打開策としては、明確に効果あり、無しという結論が出るのではないでしょうか。
そんな点を踏まえた上で、あらためてこの製品を自身のシステムで使った簡単な感想をお伝えしたいと思います。
(システム全ての電源を壁コンセントからクリーン電源に変えた時に感じた印象という意味)

@単純に無信号プリアンプフルボリューム時の雑音
スピーカーから出る「サーッ」というノイズですが、使っているシステムがフルレンジ中心2ウェイですので、トゥイーターからももちろん聞こえますが、その成分にはあまり変化は無いと感じます。専らフルレンジから出るホワイトノイズ系の音に含まれる成分ですが、今まで「サーッ」という部分と、俗に言うハム音「ブーン」という部分が合成されている雑音だったのが、ハム音部分が減り、スピーカーから3メートル位離れて聞いている全体の雑音の印象が、その分だけ小さくなった感じを受けます。
Aコンセントの正相・逆相時の変化が少ない
これは本機の200VA側についてですが、今まで壁コンセントの場合は特にプリアンプのコンセントを正相・逆相で変えると先程のハム音の大小に変化があったと感じますが、それがアイソレーショントランスの効果なのか差し替えてみてもあまり差が感じられなくなるイメージです。
Bシステム全の音が自然ですっきりと出ている
抽象的ですが、立ち上がり感を損ねることはありませんし何かが今までより強調される感じはありません。システムのよって違いますが、あくまで私の環境では大音量で聞いているとき耳障りと思える音が少なくなった印象をうけます(微妙な違いですが)。
楽器数の少ない女性ボーカル中心の音楽では、ベールを一枚ぬいだ様なクリアなサウンドになるという印象は多くの方が実感すると思います。
C各電源スイッチのオン・オフ時でノイズを感じることはありませんし、これはあまりお奨め出来ませんが、本機の電源スイッチのみでシステム全体の電源を落としたり入れたりしても特に問題は発生しませんでした。
※使っている機器全てが電源を入れてからそれぞれのスタンバイ時間があり、その後リレーにて電源が入るタイプなので機器によっては違う場合もあります。私は横着なのでやってしまいましたが、もちろん定格容量に絶えられるスイッチを使用してはいるものの、機器の寿命等を考慮するとあまりお奨めできませんのでその点ご注意下さい。
D長時間視聴している中で一切トラブルなし
もしかしたらこれが一番重要な点なのかもしれませんが、開発のきっかけとなったパワーアンプのポップノイズ問題や、その他電源から入り込んでいると思われるノイズを感じたことはありませんでした。(今後も毎日短時間でも音楽を聴いて確認していく予定)

※現在長期テストにて仕事時間中の8時間程度/日を、システム全体の電源を入れ音楽なしのフルボリューム状態で、電源変動やノイズ侵入による雑音の変化が見られるか視聴を続けています。(すでに延べ3ヶ月になりますが全く変化無し)
以上あまりに雑ぱくな印象ですが、私自身が感じた感想になります。

※追記:4月現在、某メーカーのデジタルミニアンプを視聴中、このアンプの電源は本来カーオーディオ設計なのかAC→DC12V電源アダプターを使用しているタイプであり、他の機器では全く影響を受けない現象として「工場の古い蛍光灯」を付けた時に限り、グローが点滅して蛍光灯が正常な明るさになるまでの2〜3秒程度「プツプツッ」というノイズを発生しました。
これは何度でも再現する現象で、ちなみに本クリーン電源ではノイズ源となる可能性から「ACアダプター」の接続は推奨していないのですが、実験的に入口側200VAに接続してノイズの発生が止まるかを試験しました。
結果は残念ながら、蛍光灯のノイズは同じレベルにて再現いたしました。
時間や測定機器、知識の全ての面からこの現象を説明できる段階ではありませんので、現時点では「電源アダプター」でのポップノイズ低減効果は保証出来ないというのが正直な感想であり、今後も機会があれば研究したいと考えます。
※この件について変化がありましたので追記(4/16日)
変更点:デジタルミニアンプのACアダプターが拾うと思われる古い蛍光灯のノイズは消えました。
当初ノイズが発生したという状態は、新品を使用して3週間程度使っていた時の現象でしたが、今現在1ヶ月を超えて使用している状態で完全に再現しなくなりました。個人的な推測から説明すると、ミニアンプもしくは電源アダプターのエージングが進むとノイズの影響を受けないと考えられます。
個人的には電源アダプターだと感じています。おそらくメーカーも出荷前に電源アダプターまでエージングしているとは思えませんし、一般的にコスト面から国内生産しているケースは少なく、現品はMADE IN KOREAですがACアダプターもグレードはかなり幅広いのかもしれません。
あらためて音響関連機器にとってエージングは大切な要素だと痛感いたします。(ちなみに当社クリーン電源は1週間使用し出荷しています)

ぜひご自身で体験してください!場所は新潟と東京ですが、一番肝心なのはその場所で聞いたとしてもシステムの違いはマニアの方から色んな経験値でそれなりに音の印象をつかむことは可能だとしても電源は一軒一軒みな状況が違うというのが実際であり我が家のシステムではどうなのか?という命題が残ります。
そこであくまでこれからの計画ですが大量には無理としても、せめて視聴会場2箇所で一時的に製品1台を短期間貸し出して、ご自宅でデモをしていただけるように準備が整っております。

最後に、本当の機器の評価はご利用いただくお1人お1人の使った印象以外には存在しないと考えておりますのでよろしくお願いいたします。
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